lesson 2 無農薬野菜化学肥料や農薬を使って育てた野菜は美味しいのか?化学肥料だろうが堆肥だろうができた野菜が全く同じであれば 一向に構わないんじゃないだろうか?確かにそうだが実際のところはどうなんだろう? 我が家では毎年夏におばあちゃんがトマトを作っている。そのトマトは色が濃い。まさにトマトレッドだ。 かじると、皮がプリッと破れ中の果肉がパッと口中に広がる。スーパーで売ってる棚落ちしたスイカみたいな舌触りのトマトとは全然違う。 甘いような酸っぱいような、独特の匂いがするような、不思議なことに塩味まで入っているような味わいで何よりとっても濃い味だ。 ドレッシングや調味料がいらない味・・・「もう1個食べたくなる味」なんだ。 おばあちゃんのトマトは手間ひまかけて作った堆肥を入れ、虫も手で1匹づつ取って栽培したのだから「美味しくて当然」かも知れない。 しかし素人だから、一本の苗で美味しいトマトが20個もできれば上出来な方だ。 形はバラバラで構わないし、大きさだって自分が納得すれば関係ない。「いやー、今年は天候が良くなかったから5つしか取れなかったよ」と言ったって笑い話で済む。 難しいのは、売り物として、規格に見合うトマトを大量になおかつ継続的に生産することである。 |